✅シーンごとに使用するペグの長さの解説
✅ペグを使う際の注意点
✅我が家のペグ事情
をお伝えします。
キャンプのアイテムを揃えるにあたって後回しになりそうなアイテムがペグです。
しかし、ペグはテントやタープを固定する重要な役割を担っています。
もし、間違ったペグをチョイスして使っていると
テントは吹き飛んでしまいます😱(超強風ならどんなペグでもテントは吹き飛びますが…)
ペグは使用する地質や目的に合わせて作られています。
そのため、色々な種類があります。
「沢山の種類から選ぶのは大変だ😣」
と思われると思います。
けれど選ぶ前にまずは、ペグの基本を押さえてから
目次
目的に合ったペグ選びに進みましょう☝️
ペグとは
ペグとは先が尖っていて、反対側が曲がっていたり、短い棒(十手のような)がついている長い棒状のものです。
よく、テントやタープを購入すると一緒に入っていることがあります。(購入前に、付属品の中にペグが入っているかを確認した方が良いです。付属されてなければペグも購入する必要があるからです。)
使い方はペグを打ち込み、テントやタープについているガイロープ(張り綱)をペグに掛け、テントやタープを固定します。
ペグはテントやタープを固定する重要な役割があります。
風への影響を受けても簡単には抜けないようにペグを打ち込まないとテントやタープは吹き飛んでいきます。
ペグの使い方はとても簡単❗️
ハンマー🔨で地面にとにかく打ち込むだけ👍
ペグの打ち込み方
ペグは地面に打ち込むと言いましたが、適当に打ち込んでも意味がありません。
正しく打ち込んで、ペグの能力を最大限に発揮してもらいましょう😀
1.ペグをテントやタープから伸びている張り綱のループにかけます。
2.そのまま引っ張っていき〔画像〕少し、力が入るところでペグの尖っている方を地面に触れさせ、.ペグの打つ側をテントやタープとは反対側に傾け打ち込む姿勢に入ります。
3.地面に対して60°程傾けたところが一番ペグの力を発揮できます。
4.ペグが傾いている方とは反対側から打ち込みます。
5.ペグが地面から2〜3cm出るところまで打ち込みます。
6.簡単に抜けないか、動かないか確認します。
がっちりとして動かなければ打ち込み完成で、次のペグを打ちに移動します。
角度に関しては、きっちり60°を測るのは難しいのである程度で良いです。
打ち込んだ後ペグが動くようでしたら、場所が悪いので別のところへ打ち直してください。
そのままにしていると、ペグが抜けて思わぬ事故に繋がります。
ペグの種類
材質
ペグには材質がいくつかあります。
・アルミ
・ジェラルミン
・スチール
・チタン
・鍛造
軽量ですが強度は高くはありません。
劣化もしやすい素材です。
しかし、プラスチックのペグは太く大きいものが多いので、地面への抵抗も大きく砂地では威力を発揮します。(他にも砂時ペグには特徴がありますが…)
軽量で持ち運びが楽です。プラスチックよりも強度はあります。
打ち損じや硬い地面では曲がるってしまう可能性があります。
場合によっては硬い地面でに入らないこともあります。
アルミに銅を混合したアルミ合金の一種です。
軽量でありながら、強度も高い性質を持っています。
実際に持ってみると驚くほど軽いです。
スチールは鋼のことです。
アルミよりも重いですが、強度が高いです。
ただ錆びやすい面があるため、気をつける必要があります。
チタンは「軽く、強度があり、錆びにくい」と良いこと三拍子揃った素材です。
金属を高温で熱し、ハンマーなどで叩き金属をより強くしています。
他の金属ペグで曲がってしまうような地質でもグイグイ刺さっていきます。
強度はかなり高いですが、重量があるところが特徴でもあります。
でもこの重さが、安心感を与えてくれます。
形状
形状にもいくつか種類があります。
・V字
・U字
・Y字、X字
・T字
真っ直ぐの一本の棒状になっているペグ
V字
Vの形をしたペグ
ストレートより地面に抵抗をつけることで抜けにくくなっています。
U字の形をしたペグ砂浜などで使うサンドペグに多くみられます。
Y、Xの形をしたペグ力が3方向、4方向に行くので抜けにくくなります。
T字
地面に刺さる部分がTの字をした形です。
プラスチックペグに多い形状です。
ペグの長さ
テントやタープでペグを使う際、長さも重要になってきます。
力がかかりやすいところに短いペグを使うと、抜ける可能性があります。
どれだけの力がかかるか確認しながら、長さを選びましょう。
使うシーンによっては、数種類の長さのペグを使うこととなります。
主にインナーテントのボトム部分を固定するところで使用します。
それほど風の影響を受けない箇所で固定用に使用することをおすすめします。
20cm前後だと場所によっては抜ける可能性があります。
テントのフライシート(テントの外側のシート)から伸びている張り綱やタープの張り綱で使用します。
風の影響を受けやすい箇所で使用します。
30cm前後のペグはある程度長いので、20cm前後のペグで不安な箇所で使用することをおすすめします。
40cm前後のペグ
タープのメインポールを支える張り綱で使用します。
40cm前後になると相当長く感じます。
タープのメインポールの張り綱はかなりの力が加わっています。
短いペグですと、風がなくても力に負けてぬけてしまう可能性があります。
これだけの長さがあると安心できます。
ペグの選び方
芝
素材:アルミ、ジェラルミン、チタン、スチール、鍛造
形状:ストレート、V字、U字、X・Y字ペグ
芝であればどのようなペグでもある程度大丈夫です。
プラスチックペグだけは抵抗がありすぎて入りにくいです。最悪、ハンマーの力で折れてしまうことも😱
硬めの土
素材:ジェラルミン、チタン、スチール、鍛造
形状:ストレート、V字、U字、X・Y字ペグ
硬めの土になるとアルミでは太刀打ちできなくなってきます。最悪曲がってしまう事もあります。ジェラルミンのペグでも危うい事もあります。
硬い素材のペグを使用した方が打ち込みやすいです❗️
その時は鍛造ペグでなんとか打ち込みましたが、鍛造ペグでもやっとでした😱
柔らかい土、砂
素材:アルミ、プラスチック
形状:V字、U字、X・Y字ペグ
砂浜などではプラスチックなど柔らかめのペグの方が良いですが、素材よりも形状を意識した方が良いです。
ストレートの形状では簡単に入っていってしまう分抜ける時も抵抗なく抜けてしまいます。
それよりも、ストレートとは違う形状の方が抵抗があり、抜けにくくなります。
砂浜用にサンドペグという名でペグが販売されています。
我が家が使用しているシーン別の、ペグとペグの長さ
ドーム型テントのインナーテント側で使用すると良いです。
長すぎないのでペグダウンも簡単ですし、抜く時も簡単に抜くことができます。
このペグアメニティドームテントを購入した際に付属していたペグです。
付属ペグにしてはかなりしっかりしているので、今でも現役です😊
この長さになってくるとペグダウンが沢山あると疲れてきます💦
しかし、風の影響を考えるとこのくらいの長さがあると安心します。
こちらのペグもクアトロアーチツールームテントを購入した際に付属していたペグです。
風の影響をもろに受けやすい箇所に頑丈な鍛造ペグを使用することで、急な風にも対応できるようにしています。
28cmの長さがあると早々抜けません。
ただ、長く重いので打ち込みは大変ですが、その分安心感があります。
天候は一瞬で変わります。いつどんな天候になっても良いように事前に対応しています。
エリッゼステーク28cmにはカラーが豊富にあります❗️
お気に入りのカラーでサイトを彩るのも良いですね😊
タープを設営するための重要な箇所であり、力が一番加わる箇所でもあります。
そのため、より長く抜けにくいペグを使用しています。
安心感はある一方で、28cmの鍛造ペグよりも重く存在感があります。
エリッゼステークのペグもカラーがありますので、お気に入りのカラーを見つけるのも楽しいです😊
注意点
ペグは正しく選び、シーンに合った使い方をしないと思わぬところで事故につながります。
そうすると楽しかったはずのキャンプが悲しいものになってしまう事もあります。
下手をするとペグが抜けて周りの方に迷惑をかけてしまう事も考えられます。
ただ、正しくペグを選んだとしても、ペグを過信せず常に天候には注意しておきましょう。
ペグが抜けてしまうのではないかと言うほどの風が出ている時はキャンプ自体を中止しましょう。
「せっかく来れたキャンプなのに…」と思うかもしれませんが、風の影響でペグが抜け事故に繋がってしまいます。
また、そのような天候ではファミリーキャンプであれば、お子さんに恐怖心や不安感を与えてしまします。
自分の身、家族の身を守るためにも強風、暴風の時はキャンプを中止する勇気も必要です。
まとめ
テントやタープに付属していることから、後に回されがちなペグ
しかし、付属ペグでは太刀打ちできない地質に出会ってしまうことがあります。
その時は、ペグダウンだけでヘトヘトになってしまうことやイライラしてしまうことがあります。😭
せっかくのキャンプ、そんなところで時間を取られてしまっては勿体ないです。
是非、シーン別、地質別に合ったペグを使用して、短時間でペグダウンを終わらせてしまいましょう😄
そして、早くテント、タープを設営して楽しいキャンプを満喫しましょう😊
✨笑顔のあるCAMP LIFEを✨